スペインの見どころ⑨

スペイン南西部に位置するカディスは、ヨーロッパ最古の都市として知られ、大航海時代には、あの有名な航海者であるコロンブスが新大陸発見の旅の第一歩を踏み出した街としても知られています。海と関係が深いカディスは紀元前より貿易港として栄え、現在でも港湾都市として重要な役割を果たしています。今回はそんな海に囲まれた街カディスの魅力に迫ります。

海沿いにそびえ立つ旧市街のシンボル「大聖堂」

100年以上かけて建設された「大聖堂(カテドラル・デ・サンタ・クルース・デ・カディス)」は、バロック様式や新古典様式など様々な様式がミックスされた造りになっており、とてもユニークな形をしています。世界貿易港としてふさわしい大聖堂を、という当時の人々の願いが形となり、現在も海沿いにその魅力的な姿をそびえ立たせています。
その美しさは旧市街のシンボルとして、「カディスがスペインで一番印象的な地だ」と人々に言わしめるほどです。黄金色に輝く大聖堂をバックに、カディスが誇る美しい海岸線をゆっくり散歩してみてはいかがでしょうか。


独特な形の天空の旧要塞「サンタ・カタリーナ城」

かつて大西洋と地中海の覇権をめぐる争いの最前線だったカディスで要塞として建設されたサンタ・カタリーナ城。空からは五角形が湾に突き出た独特な形を見ることができ、カディスの海をめぐる歴史を感じさせます。城の先端からは美しく壮大な大西洋が広がり、夕日が吸い込まれていく瞬間をその目で見ることができます。
要塞のようなその形から感じるスリルと城から望むカディスの美しい海の絶景は訪れた人々を感動に巻き込む人気のスポットとなっています。

【カディスの紹介】
コロンブスの出港地として有名 カディス

【カディスの語学学校】
GADIR Escuela Internacional de Espanol