スペインの食文化【第1回】
スペインは食べることを大切にする国。軽食を含んで1日に5回の食事をとります。
日本とは大きく異なるその食文化をご紹介します。
■デサジューノ(Desayuno)
スペインの朝食は、ビスケットやチューロという長い揚げパンで軽く済ませるのが定番。コーヒーの他にもミルクたっぷりのカフェオレやホットチョコレートが好まれます。
■メリエンダ・メディア・マニァーナ(Merienda media Mañana)
11時頃にはランチの前にオンセ(Once)と呼ばれる間食をとります。ボカディージョというスペイン版サンドイッチが人気です。
■コミーダ(Comida)
スペインの人にとって一日のメインの食事は昼食。14時頃からしっかりと時間をかけて、デザートまで食事を楽しみます。
バルセロナやマドリッドなどの都市部の会社でも、昼休みが2時間あるというところが多いようです。シエスタ(Siesta)といって、昼食後には休憩の時間もとるので、一度自宅に帰る人もめずらしくありません。
■メリエンダ(Merienda)
18時頃には仕事が終わり、晩ご飯の前に間食をとって疲れを癒します。バルでタパスと呼ばれるおつまみとお酒を飲む人もいれば、カフェでコーヒーを飲みながら甘いスイーツを楽しむ人もいます。
■セナ(Cena)
夕食の時間が始まるのは日本よりもだいぶ遅くて21時以降。お肉料理などしっかりとした食事をとる人もいれば、スープやチョリソ、チーズ、サラダ等で簡単に済ませる人も多いようです。